[1999.07.20]
  アザー,アナザー,コミュニケーション


 ▼インスタントメールで郵便は衰退するか?(ZDNet News)
  http://www.zdnet.co.jp/news/9907/19/instant.html


 切手を貼るとき,ポストに葉書を入れるとき,その時にある気持ちは,電子メールを送信する瞬間と,同じものだろうか? ためらいの言葉,真実の言葉を口にするとき,その時にある気持ちは,ボイスメールを送信する瞬間と,同じものだろうか?

 米AOL社は,同社のインスタント・メッセンジャー(IM)およびICQサービスが1日あたり7億5000万通以上利用されていることを公表した。ちなみに米国の郵便局にあたる米国郵政公社が1日に取り扱う郵便の数はおよそ6億5200万通。連邦通信委員会によると,米国で1日に使われる電話は190億件とのこと。しかし,決してオンラインメッセージのやり取りが郵便局にとって脅威になっているとはまだ言い難く,オンライン店舗から郵送される小包の増加による恩恵も受けている。

 よくよく考えてみれば,IMとICQということは純粋な電子メールは含まれていない。さて,一日に世界中を(別に同じオフィスや学校内でもいいのだが)飛び交っている電子メールの数を試算することは可能なのだろうか。ああ,恐ろしい恐ろしい…(-_-;)。人間という生き物が地球上に存在してから,これほどエレガントでシームレスな意志伝達のネットワークがあっただろうか。

 郵便や電話がなくなるとは思えない。リアルワールドで肉体を持つかぎり,人間はペンで言葉を書く呪縛から逃れることはできない。発声で意志を伝えることからも,また。だが,ボイスメールをめぐる最近の動きには,次のコミュニケーション手段の光が見える。リアルにこだわる必要はない。手段はいくつあってもよい,希求するものはひとつなのだから。


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